「何やねん」 吉田はイライラを隠せず、怒り口調で言葉を発した。 《兄さん!?今カラオケに居るんですけど来ます?》 カラオケ…? 間が悪い奴やな、こいつは… 「俺、今そんな気分違うねん!忙しいねん!俺✨スター✨やから」 《女の子も居てるんですけどねぇ…》 「うん、暇やから今すぐ行くわ!」 吉田は“女”と言う言葉には敏感に反応する。 さっさと着替えを済ませ、髪型をキメ、めかし込んで後輩の待つカラオケ店へと足を運んだ。 この時、行かなければ良かった事に、吉田は気付くはずもなかった。