「うん、帰っていいけど、窓からじゃないと無理やで?玄関に彼氏おるし…」







枝津子ニャンは内心、すごく面白かった。





自分で✨スター✨と言って、ついさっきまで格好つけながら何かほざいてた、この男がこんなにもアタフタしてる姿がおもしろおかしく、笑いを堪えるのに必死だった。







「じゃあ、気付けて窓から出て行ってな。ほな!」






そう一言残し、枝津子ニャンは玄関へと向かった。