「智ポン、本見ていい?」





「うん、え~けど、バレたら大変な事になるから早くな」





そう言って2人は雑誌コーナーに近寄った時、





「あっ!俺や!」





吉田は雑誌を見て叫んだ。




枝津子ニャンはその先を見てみると、サッカーで有名な『ディビットゥ・ビッカム』と言う、とてもかっこいい人が表紙を飾っている雑誌だった。







え…?



冗談で言うてるんやんなぁ…?



まさか本気で言うてないよな…




ちょっとノッてあげよう…





「ホンマや!智ポンやん。めちゃかっこいい!」





「そんな大声で言うなよ!✨スター✨なのがバレるやろ」





吉田は一言そう言うと、ドヤ顔で雑誌コーナーから去った。