参列者の三人は、 社長、潔さん、元相方の神田だけ。 「潔さん…、息子がお世話になりました」 母親が潔さんに話かけた。 「いえいえ、特に世話をした記憶はありませんよ」 「…と言う事は、息子一人であそこまで…、芸人の頂点まで上り積めたと言う事ですね。さすが私の息子です…」 「はぁ…、そうですね…」 この母親も吉田と同じ考えなんかいっ!! 潔さんはそう思った。