「もう4ケ月も滞納してまっせ。どうしたんでっか?」





Bも口元には笑みが浮かんでいた。





「ら…ら…来月…、ら…ら…来月、必ず…」




おどおどとしながらやっとの思いで口を開いた。






「来月ねぇ~。この前もそう言うてましたなぁ~」








Aが資料を出している間を見計らい、いきなり吉田は取り立て、AとBの間をすり抜け、走って逃げた。






「おい!待たんかい!ボケッ!!」



AとBの声が聞こえる。






追いかけている様だったが、吉田は逃げ足だけは早かった為に取り立ての2人を撒いた。