まさかダーリンと結婚するとは思ってなかった。


そりゃあ、好意はあった。


いくらわたしでも、好きでも無い人とsexなんてしない。


実は、


『俺の子供だと思って育てる。結婚しよう』


そう言ってくれた人もいた。


が、そんなことは出来ない。


結婚『してもらった』と、負い目を持って生きるのは嫌だ。


殻に閉じこもっていたわたし。


『お前のことだから、産むんだろ?』


いつものように、ダーリンはわたしを認め、背中を押してくれる。