恋愛も、趣味も、友情も。


充実していた。


そんな時の妊娠発覚。


『堕ろす』選択はなかった。


『命』の素晴らしさ云々というよりも、『産む』ことより『堕ろす』ほうが怖かっただけ。


堕ろしたら、今までやって来たことが『間違い』になる気持ちがした。


起こってしまったことは、笑って受け入れよう。


単純にそう思った。