『…………』


目の前の現実を受け入れられず、たまらずダーリンに聞いた。


『ちょっと、本気?』


『なんで?』



『だって、「新居」探してるんでしょ?築45年って……もはや「新居」とは言わないんじゃない?』


『そうか?』


『そうに決まってる!!』


取り乱すわたし。


『三畳って……!!どうやって布団敷くの?』


『布団一枚敷けたらいいじゃん』


『お風呂くらい、つけようよ』


『だけど、家賃にあんまり金出せないだろ?』


『そうだけどさ……』