わたしを見た原因くん、
『演歌歌手みてぇだ!!』
大笑い。
『笑ったね?』
『マジ似合わねー!よくそのドレス選んだ!スゲーよ、お前……!』
まだ笑ってる。
しかたないからわたしも笑った。
しばらく二人して笑った後、わたしは言った。
『これにします』
『嘘だろ!?』
原因くんの顔から笑みが消えた。
『頭来たからこれにする』
言い放った。
『これ着て、演歌唄いながら入場する』
そんな恥ずかしい嫁を貰ったアンタが悪い。
道連れだ。
・
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…