『悪かったな。一人で悩ませて』


『ううん。でも、結婚なんて……本当にいいの?』



『いーんじゃね?オレ、お前といると楽しいし』



あっけらかんと答える原因くん。



『ギャンブラーすぎ……』


わたしは吹き出す。


『何とかなるっしょ。オレ、運いいし』


わたしは笑顔で手を出した。


『ハラハラドキドキの毎日を約束するよ!』


『頼んだ』


わたし達は固く握手を交わす。


『ガンバレよ!』


原因くんがわたしの肩を叩く。


『アンタこそガンバレよ!』


わたしも原因くんの肩を叩き返す。