本当は不安だった。


頑張れば何とかなると思いながら、すごく怖かった。



小さな小さな命。


守らなくては。


大きな不安に、たくさんの勇気が必要だった。


自分を奮い立たせて、不安も怖さも気にしないようにしていた。


気にしたらもう、進めなくなりそうだった。


立ち止まることは出来ない。


無謀かも知れない。


でも、目の前には確かに道があった。


一人で進むはずの先が見えない道。


そこに差し延べてくれる手があった。



驚いた。


嬉しかった。


とても、安心した。


もう、何でも出来る気持ちがした。