本当は不安だった。
頑張れば何とかなると思いながら、すごく怖かった。
小さな小さな命。
守らなくては。
大きな不安に、たくさんの勇気が必要だった。
自分を奮い立たせて、不安も怖さも気にしないようにしていた。
気にしたらもう、進めなくなりそうだった。
立ち止まることは出来ない。
無謀かも知れない。
でも、目の前には確かに道があった。
一人で進むはずの先が見えない道。
そこに差し延べてくれる手があった。
驚いた。
嬉しかった。
とても、安心した。
もう、何でも出来る気持ちがした。
・
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…