友達婚のススメ

 


『プッ……お前、変な顔』


『見ないでよ!』


顔を両手で隠して、プイと運転席の原因くんから顔を反らした。


わたしは泣いていた。


顔はほころぶのに、何故か涙が出てきて、必死で唇を噛んで堪える。


助手席の窓にわたしの顔が映る。


『ホントだ!わたし、変な顔!!』


『……ホント、お前ってバカ』


隣で優しい声がした。


『ホント、わたしってバカだ』


ハハハ!とわたしは笑った。


そしてその後、泣いた。



ワンワンと声を上げて泣いた。