『産婦人科と言っても、どこ行きゃいいんだ?』 わたしは考えていた。 考えても考えてもわからなかった。 そりゃそうだ。 行ったこと無いんだから。 『とりあえず、出かけるか……』 どこの産婦人科かも決めないまま、わたしはクロゼットからヘルメットを掴むと、家を出た。 セルを回してバイクのエンジンをかける。 髪の毛を軽くまとめてからヘルメットをゆっくり被って、左足でギアを入れた。 『いざ!産婦人科へ!!』 愛車のゼファーで街へ飛び出す。 ・