☆☆☆


「ん…」


気が付いたら、自室のベットに横たわっていた。


枕元にはスマホがあり、一件の通知が来ていた。


『凛華が麗奈を3年に招待しました』


「あっ…」


今日から中3だ。


早く着替えて学校行かなきゃ。


それにしてもいつもおはようのメッセージ送ってくる凛華からメッセージが来ていない。


でも私をグループに招待したのは凛華だった。


「おかしいなぁ…てかもう7時?!遅れちゃう!」


急いで着替えて一階のリビングに入る。


「お母さん、おはよう!」


「おはよう、ご飯できてるわよ。今日から中3ね、クラスはどうなるのかしらね〜」


あっ、クラス替え…。


「凛華と花音と同じクラスがいいな〜」


「そんなに上手くは行かないわよ」


「じゃあ神に祈っとこ」


「今更祈っても遅いわよ!」


お母さんと他愛のない話をするこの時間が好きだ。


「わっ!もうこんな時間!行ってくるね!」