復讐ゲーム

滝沢さんの手によって机が揺れ、滝沢さんの顔がより近くなった。


「…っ!」


「へぇ、そんなに私に見せたくないんだぁ」


「見せたくないんじゃなくて、見せられないんだってば…」


「あー!分かった!ダッサい小説ばっか書いてるから見せられないんでしょ?」


滝沢さんの高らかな笑い声が耳に響く。


「留美〜!そんなこと言っちゃダメだって〜!」


滝沢さんの取り巻きがお腹を抱えて笑っている。


「あらそう?だって面白いじゃない〜!」


「…っ」


思わず唇を噛んだ。


「あれっ、そんなに唇噛んじゃって〜!切れるよ」


「痛っ!」


顎に鈍い痛みが走ったと思ったら、口の中に血の味が広がった。


「えっ…」


滝沢さんに顎を殴られたようだった。


「うわっ汚な!歯も赤くなっちゃってるし〜!」


「留美やりすぎだって〜!」


そういう取り巻きの顔には笑いが張り付いている。