復讐ゲーム

でも忘れっぽくなったのは知らなかった。


後遺症的な感じかな…?


辛いだろうなぁ…


…って!


美琴を殺した人になに同情してんの?!


いけない、いけない。


「眞子…?どした?」


ほっぺたをパンパンと叩いていたら麗奈の声が聞こえた。


「あっ、ごめん、なんでもないよ」


麗奈は一瞬不思議そうな顔をしたが、すぐににっこりと笑った。


「よかった!何かあったら相談してね」


小さく頷くと、麗奈はやっぱり友達の元へ行ってしまった。


「はぁ…」


「持ってきた?」


顔をあげると滝沢さんが目の前に立っていた。


いつの間に…


「何を?」


声が震える。


「は?昨日のこともう忘れちゃったの?ボケてんじゃない?」


滝沢さんの高い笑い声が教室中に響いて、クラスメイトが静まり返る。


「小説!持ってきたかって聞いてんの」


「だからそれは昨日見せられないって…」


バン!