復讐ゲーム

『そうか、眞子は病院に行かないのか?お父さんこれからタクシーで行こうと思うんだが、家の前の通りまで出てくれれば、通り道だから連れていけるぞ』


あぁ、どうしよう。


眞子を自殺まで追い詰めてしまったのは私のせいでもある。


会いたくないけど、謝らないといけない。


『…眞子?どうするんだ?』


「行く」


『分かった。なら外に出て待っとけよ、おっ、ちょうどタクシー来た。5分くらいで着くと思うから』


「うん」


家にまた静寂が訪れた。


美琴になんて謝ったらいいんだろう。


ちゃんと息してるかな。


目は覚めたかな。


お母さんと話してるかな。


財布とスマホを小さなかばんに入れて家を出た。


いじめの事実をお母さんに伝えるべきか、隠すべきか。


考えているうちに、お父さんのタクシーが着いてしまった。


「眞子は美琴のことについて何か知ってるのか」