復讐ゲーム

相田の体には包丁が突き刺さって死んだ。


ふぅ…


あっ、わたしのチーム誰もいなくなっちゃった。


これからは私だけが狙われるってことね!


「死ねぇ!」


未だ相田の血で汚れたままのボールを、躊躇なく大宮さんに投げた。


「キャァ!」


なんだ、コイツ…意外とすばしっこい。


恐る恐る大宮さんの手から放たれたボールは弱々しくバウンドして足元に転がった。


私を倒す気ないね。


さっさと潰してしまおう。


「イャァァァ!」


叫び声だけは立派だな…


当たったからもうあの声を聞くこともないけどね。


大宮さんは眞子ちゃんに恨まれてなかったのか、静かに死んでいった。


大宮さんのそばに転がったボールが細野の手に渡る。


思わず体に力が入る。


「…?」


サッカー部の細野のことだから、全力で投げてくるかと思ったが、飛んできたのは弱々しいボールで私の手前でバウンドした。