復讐ゲーム

でも、ここまで私たちを恨んでいるなんて思わなかった。


悔やんでも悔やみきれない。


あの時、助けてあげればよかった。


こんなこと今更思ったって無駄なのに…


「あれっ?凛華?」


さっきまで私の足元にいた凛華がいない。


っ!


凛華がコートの中で、ボールから逃げていたのだ。


「凛華!」


凛華は私の声が聞こえていないかのように、近づいた私を押し飛ばして、ボールを避けている。


「…」


急にどうしちゃったんだろう…


仕方ないから私もこのゲームに再戦しようとコートに一歩踏み入れた時。


「ギャッ!」


ボールが凛華の体をかすったのだ。
 

「凛華!」


凛華に駆け寄り、体を揺する。


凛華は放心状態で、焦点も合ってない。


「ねぇ、凛華ってば、当たってないよ…」


シュッ


私の鼻先を何かがかすめた瞬間、凛華の頭に槍が刺さっているのを見た。