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「あれは酷かったよね」


「私違うクラスだったけど知ってるもん」


「最終的に米山さんがしてたことは全部眞子ちゃん知っててクラス皆んなの前で暴露されて静かになったとか」


『ジジッ、一度に大人数消去した人が早めに出ましたね…林原花音、命を3つ獲得しました』


「え?」


命を獲得?


『説明が難しいですね、まず、皆さんには1つずつ命があるはずです。先程花音さんは3人の命を奪いました。すると、花音さんにその命が宿ります。花音さんはあと3回ボールに当たっても死なない権利を獲得しました』


「ん?よく分かんないけど、私死なないのね〜!やったぁ!」


花音は先程の暗さが嘘のように、飛び跳ねている。


「花音…」


「精神年齢が一気に低くなった…?」


花音はずっと飛び跳ねている。


「あぁ、疲れた!休憩!」


ぺたんと床に座って目を瞑った。