復讐ゲーム

思わず笑みが溢れる。


「な、何笑ってるの…?」


「いや、別に眞子があの教室に戻りたければ別にいいけど」


「帰るんだったら先生に伝えておくよ、園子のことも、全部。私は帰らないからさ」


真未は本当に気がきく。


「ありがと〜!」


「よ、よろしくお願いします」


眞子が小さくお辞儀をする。


「ねぇ、なんでいつも敬語なの?同級生だよねっ?私たち」


「そうだよ、眞子」


「えっ、あっ、すみません…」


また敬語。


まぁ仕方ないか。


「ふふっ、まぁいいわ、気をつけて帰ってね」


眞子は小さく笑うと背中を向けた。


「じゃ、行こ」


「…クリーニング代どれくらいなのかな」


「それなら大丈夫だよ。私昨日行ったけど、思ってたより安かった」


あえて眞子の顔は見なかった。
 

「…ごめん、昨日私がかけちゃったからだよね。クリーニング代、払うよ」