復讐ゲーム

えぇ…、勝手に死んだはないでしょ…。


やっぱり滝沢さんは苦手だ。


「…よく言うよ、人殺し(・・・)が」


「人殺しだなんて…!人のことを悪くいうのもいい加減にしなさいよ!」


「あー怖い怖い、俺まで殺されそうだぜ」


当の滝沢さんは本当に木村くんを殺しそうな眼差しで睨んでいた。


「ね、ねぇ、私どうしたらいい?」


そういえば、凛華はボールを持っていたままだった。


「あ…適当に投げちゃえば?」


「か、花音?!あ、当たったら、し、死んじゃうんだよ?!」


人が死ぬのを見過ぎて壊れちゃったんだろうか。


「何言ってんの、凛華。これはみんな死ぬまで終わんないの。ほら、凛華の嫌いな湊人(みなと)、当てちゃいなよ」


真顔の花音の声は、とても冗談を言っているようには見えない。


「…花音?」


花音はどこか遠くを見ているかのように、こちらと視線を合わせようとしない。


「…何ボケーと突っ立ってんの、貸して!」