復讐ゲーム

もぉ〜、ドキドキしたじゃん〜!


「よかったぁ!」


『では、ゲームを開始します。各チームで1番背の高い、内海廉(うつみれん)さん、細野斗真(ほそのとうま)さん、ジャンプボールをお願いします』


…廉!


廉は私の彼氏だ。


私が悲しんでいる時は励ましてくれるし、かっこいいし、最高の彼氏だ。


廉…死なないで。


「ちっ、めんどいな」


中心に出てきた細野くんが呟く。


「おいっお前、軽々しくそんなこと言うなよ?!殺されるぞ!」


急いで廉が注意する。


細野くんはハッとし、スピーカーを見つめた。


しかし、スピーカーからは何も流れない。


「…大丈夫なのか?」


細野くんが心配そうに呟く。


『早くジャンプボールお願いします』


大丈夫なようだ。


パンッ!


乾いた音と共に、地獄のドッチボールが開始された。


しかし、2人の手に弾かれたボールはコートの真ん中に落ちて、動かなくなった。