次の日もまた次の日も虐めは続いた。
だけどもうその虐めも多分無くなる
私は夜空と関わるのをやめた。
「夜夏」そう呼ぶ声はもう聞こえない、いや、聞かない…
★★★★★
それから数日経ったある日、うちの高校に
転校生がやってきた名前は、川井 霊雨無
(かわい れあん)だ。
顔は塩顔、だけど頭がいいわけでもなく
バリバリの馬鹿だってこともない。
普通の男子だ。 
「川井 霊雨無ですよろしくおねがいします」と、自分の名を告げるとゆっくりと
椅子に座った、彼は私の隣の席だった。
「お名前…聞いてもいいかな…?」と
コソコソと私に言ってきた 
「え…あ、うん、市野 夜夏です…」
「よろしくね!」霊雨無はそう言って
ニコリと笑った。