teacher roomに荷物を下ろしに行く姿を、わたしはずっと目で追っていた、もしかしたらまことくんなのかもしれないと考えたからだ。


横にいる羅夢が耳元で

「あのひと、まことにちょーー似てるんだけど笑
めっちゃ、カッコいいわたし叫びそうだった。」

そう囁いた、わたしも叫びそうだった。羅夢は、まことくんと幼馴染、羅夢が言うから彼がまこと説は呆気なくなくなった。しかし、あんなイケメン生まれて初めて見た、正直まことくんより5倍は、いや、10倍はカッコいい、そう思っていた。


teacher roomから、さっきまでまこと説が出ていた例の彼が出てきた、時間は、３分くらい進んでいたがわたしはワクワクが止まらなすぎて、３０秒のように思えた。



彼は、無邪気な笑顔でこっちを見て歩み寄ってきた。

そして笑顔でこう挨拶をした。


「こんにちわ、中宮　愁与（なかみや　あさと）です。　今大学１年生、特技は中学校から始めたバスケットボールです。」

と、わたしと羅夢としっかり目を合わせて挨拶をした。

それが私と中宮先生の最初の出会いだった。