勢いよく飛び込んでみたものの
身動きが取れなくなって助けてもらうなんて
情けなさすぎる。
「ここまでしたのは
美南のためなんだね」
私は首を横に降った。
「守らなきゃなんて思ったくせに
結局は何も出来なかった。
彼女の大切にしてたメイクは全部燃えちゃったし、洋服だって…」
スプリンクラーの水でビショビショになってしまい、これはもう使えるかはわからない。
「俺は由凪さんの”覚悟”
ちゃんと見せてもらったよ。
命を張る事は、そう簡単には出来ないから。
たぶんそれは美南にも伝わってる」
「美南さんに…?」
「そうだよ。
由凪さんがここにいるって教えてくれたのは
アイツだから」
彼の言葉に少し驚いた。
どうして彼女がそんな事を…
「外に出るよ、立てる?」
「うん…」
然さんに腕を引かれ立ち上がったけど
自分の濡れた洋服を見て『マズイ』と思い
慌てて両腕で胸元を隠した。
こんな時に限って白いブラウスを着てきてしまったため濡れて透けてしまい、下のキャミソールが写っている。



