溺愛プロデュース〜年下彼の誘惑〜


「私にその相手がいるかどうか
 昨日あんな事しておきながら、何を今更…」

普通最初に聞くでしょ。
結構大事な事よ、私には。

「あんな事って、押し倒した事?
 それともキス?」

「なッ」

なんて堂々と
それも自分の会社でッ

「確かに聞かなかったねぇ。
 でも《《あれ》》は仕方ない。
 寝てる由凪さんに我慢出来なくなっちゃんだし」

「し、仕方ないって…」

さらりと口にしてくれるけど
どこが仕方ないの。
言われてるこっちは辱めを受けてる気がして
聞いていられないのに。

「処女かどうかは俺個人の質問だけど
 彼氏がいるかは仕事の話ね」

真顔で言ってくれるけど
じゃぁなんですか。
然さん個人は私の彼氏の有無の必要性はないと?

「それで?
 彼氏は?」

机に肘をつき
悪魔の微笑みを向けながら
更に問い詰めてくる然さんには敵わない。

「…いませんよ」

根負けして答えると
彼はまたニコッと笑顔で…

「そっか。
 じゃぁ《《俺のマンション》》に引っ越ししても平気だね」

…と、言い出す始末。