溺愛プロデュース〜年下彼の誘惑〜


途中からは『あとのお楽しみのために鏡は見せないよ~』なんて
ニコニコと嬉しそうな美容師に言われ。
鏡のない席へと移動させられてしまう始末。

もうあとは何が何やら…

数時間も掛けて髪型やらメイクやらを施され
その後なぜだかワインレッドのワンピースに着替えさせられて
彼の言う”大変身”の全工程が終了した頃には
外は暗くなっていた。

(コンタクトなんてした事がないから
 目に違和感しかない…)

それに加えて普段ほとんどしないアイメイクにも慣れないせいか
気になって仕方ない。

私は今、どんな”アフター”になっているのだろうか。
鏡を見るのが恐ろしい…。



「終わったかな?」

変身完了の連絡を受けたのか
また同じ部屋に戻ってきた彼。

『最高の仕上がりですよ』なんて美容師に(おだ)てられて
それでなくてもガチガチに緊張している私は複雑な気分。

ロボットのような動きで振り返り、直立不動。
何を言われるのかヒヤヒヤしていて
顔が引きつっているのは自分でもわかる。