溺愛プロデュース〜年下彼の誘惑〜


それが何を意味しているのか
本人だってピンとくる。

「そんな…嘘よ…」

愕然とし魂が抜けたようにフラフラと後ずさりしている。
たぶん絶望にも近い感情なのかもしれない。
然さんの反応が”肯定”に思えるから…。

「こっちが盗作したって決まったワケじゃないだろ」

「桐生さん…」

「大体、実際まだ調査中なんだから答えは出てないんだ。根拠のない言い掛かりをされたところで無駄な話。それに、然が作ったチームが然を裏切る事はしない。そうだろ?」

桐生さんの自信の籠った口調と真剣な目からは
然さんへの”絶対の信頼”が伝わってくる。
そして誰よりも1番、説得力のある言葉だ。

「新多の言う通り。
 俺は自分のチームを疑ってはいないよ。
 全員でココまでやってきた仲間だからね」

会社に対して、メンバーに対しての2人の想いの強さに、私は胸が締め付けられた。
こんな人達を陥れようとする人が、許せない。




しかし状況は悪化の一途を辿っていた――――