溺愛プロデュース〜年下彼の誘惑〜


然さんが留守の事務所に
代わりに来ているのが、この人。

何かあったとき
“社長代理”として動いているみたい。

「然さん…大丈夫なのかな。
 休んでないみたいだけど…」

「どうだろうね。
 俺もまだ直接本人と話してないからわかんないけど、アイツ真面目だし責任感あるから無理はしているだろうね」

他の週刊誌を読み漁りながら
まるで他人事のような言い方をする桐生さん。

そこだけ聞くと冷たく映るけど
SNSや週刊誌等から読み解いて黙々と情報収集したり、原因を突き止めるために冷静に分析しながらサイトの運営を続けたりと、見えないところでフォローもしっかりしている。

昔から一緒に仕事をしてきただけに
こういう問題があった時の対処について
2人の中で暗黙の了解があるように思う。

「私にも何か手伝える事はないかな?」

「んー…
 由凪さんは然の”居場所”になってくれたら
 それで十分なんじゃない?」

「居場所…」

「ほらアイツ
 1人で突っ走って失速するからさ」

『困ったヤツだよね』なんて呑気に笑っている。