溺愛プロデュース〜年下彼の誘惑〜


数枚の画像が画面に出てきて
微妙な違いはあってもやっぱり同じ。

「どうしてこんな事が…
 いつわかったんですか?」

「それが恥ずかしい話なんだけど…
 先日、俺が所属しているモデル事務所の社長が先に気付いてくれて、電話を貰ったんだ」

”電話”と聞いて、すぐにピンときた。
飲み会の夜、然さんは電話で会社から呼び出されていた。
私と桐生さんの事があったから
ノートパソコンだけ持って戻ってきたけれど
家で仕事をするって言っていたのはたぶん
これを調べるためだったんだ。

「盗作かどうかはこれから調べる段階。
 もし仮にそうだったとしたら
 どちらが”パクった”のかハッキリさせないと」

意志ある強い口調で話す然さんは
また私の知らない”経営者”としての顔をしている。

冷静さはあるものの
近寄り難いほどピリピリした雰囲気が漂っている事には、本人は気付いていないと思う。

「軌道に乗り始めて、これからだって言うのに…
 参ったな」

顎に手を置いて
またパソコンの画面をじっと見つめている。