溺愛プロデュース〜年下彼の誘惑〜

モテるとかモテないとか
色恋に縁のない私には
そんな淡い気持ちを考えた事もない。

最近は少しブレている気がするけれど…

「彼氏とかいんの?
 もしかして既婚者?」

「えーっと…」

「フリーならさ
 俺とかどう?結構楽しめると思うけど?」

桐生さんは私の肩に手をまわしたかと思えば
顔を近付け凄く積極的にグイグイ来る。

これはどうすれば…

「おい酔っ払い。
 いいかげんにしろ」

見兼ねた然さん。
私の肩にまわされた手を払い除け
近付いていた体も離してくれた。

「冗談だって。
 そんなマジになんなよ~」

『顔が怖いって』と茶化す桐生さんに
更に睨みを利かせる然さん。
こんな彼を見るのも珍しい。

「ごめんね?由凪さん。
 新多って、こんなだけど
 女好きの遊び人なだけであって
 性格は悪いヤツじゃないんだよ?」

「おーい、然くん。
 フォローになってないよ~」

”女好きの遊び人”ってストレートなダメ出しに
思わずクスっと笑ってしまった。

「笑顔マジ女神じゃん!」

「へ?」

め、女神…?