35cmの音

ご飯を食べて

「ここがソの音」

玲音の部屋を掃除して

「ソー、ラー、あーむっず!!」

ピアノを教わっていた。

「これで難しいなら絶望的」

ピアノの椅子にふたりで座る

「ははん?じゃあ玲音が弾いてよ!」

肩がぴったりとくっついている。

「やだ」

ドキドキしてピアノどころじゃなかった

「なんでっ」

玲音のピアノ、あんなに綺麗な音なのに。




「...できない。」

少し困った顔で笑った。