35cmの音

「レオもさ、アンタには見せなかった
かもしれないけどたまに病むんだよ!」

玲音も苦しんでるの?

「そうなんですね」

アミさんはずっと側で見てきたから知ってるんだね。

「だから、どんな理由か知らないけど
会えないとか言わずにその時は助けてあげてよ。」

アミさんに頼まれるなんて

今日ここにくるまでは想像も出来なかった。

「....いいのかな。」

だけど未来は変えられる

「は?いいに決まってんでしょ!
アミが許可してんだからいいんだってば」

自分の手でいとも簡単に

変えられるんだ。