はは、そうそう焼肉!

“咲那の幸せが俺の幸せ”

それは私も同じだった。

「たなばたって?」

子供たちが私に尋ねる

「たなばたはね、」

いつの間にか周りに座って

私の話を聞いていた沢山の子供たち

七夕の説明をした

「すてきー!おねぇちゃんの島は
海も星もたくさん見えるの?」

海を見た事のない子供たち

「そうだね。でも、星は
ここのほうがたくさん見えるよ!
天の川も見えるんじゃないかな?」

この国で見る星はとても綺麗だった

「そっかぁ!この国に生まれて良かった」

何もない景色だからこそ

「そうだね、とても幸せだね。」

夜はとても星がキラキラと輝いていた

「おねぇちゃんの今の夢は?」

「私の夢かー。うーん、
皆が幸せでいられることかな」

「私はもう幸せだよ?」

「そう?」

「家族がいておうちがあってごはんが食べられて、それにねおねぇちゃんたちがお勉強も教えてくれるからとっても幸せ!」

小さな事も当たり前なんかじゃない

「そっか。お勉強沢山しようね」

そう気付かされた。

「うん!やったぁー!続き読んで!」

キラキラした瞳が本当に綺麗だった