この国では紙とペンすら

買えない子供たちがいる

テレビも電気すらもなくて

「おねぇちゃんこれは何の本?」

動物園も知らなければ

「これはね、日記っていうの」

遊園地も知らない。

「日記?」

だからなのか

「その日の出来事を書き留める物なの」

いつの間にか私のそばには

「へぇ~」

沢山の子供たち

「あはは、やっぱり退屈だよね」

この物語を読むと皆の目が

「んーん!もっと聞きたい!」

とてもキラキラと輝いた