家に帰りつき、

「どうぞ。」

お風呂から上がったサナちゃんに
ホットミルクを渡した。

「ありがとう...」

僕の隣に座っている

「眠れそう?」

見つけた時から車も今も、

「...一人は、嫌かも。」

ずっと僕の隣でひっついてる。

「うん、いいよ」

今も、怖いんだろう。

「どこにもいかないで」

僕の腕を震えながら握る

「うん。ちゃんといる」

髪を撫でて背中をなでた