「そうよね。でも、お母様も大歓迎でね。
玲音みたいな子は日本に留まってるのは
勿体ない!ってすぐに話が決まったの」

お母さんはおばぁちゃんには絶対に逆らえない。

だけど、すごく寂しそうな顔をしていた。

「そっか...」

僕もまだ、

あの時の事を謝ってないのに。

「玲音がこれを舞音に渡して欲しいって。手紙預かってたの」

お母さんが僕に封筒を渡した

うちへ帰って一人になった部屋でそれを読んだ。