「...今日、色々あったんだ。」

その目を見ていると

「何があった?」

手を伝い、その温もりを感じていると

「もう一人じゃ抱えきれなかったの。」

不思議なことに何でも話せた。

「うん、そっか。」

私は、この日の事は今でも鮮明に覚えてる。

「あのね、今日だけでいいから
私と一緒にいてくれないかな?」

この不思議な出会いから

「そのつもりだけど?」

今日までの日々をずっと、

「え?」

玲音(レオ)と過ごしていくなんて

「なんならずっといない?一緒に」

想像もしていなかった。