病院の帰り道。
最愛の人を、たった一人の
家族を亡くしたばかりなのに
「...呆気な。」
私は思った以上に落ち着いていた。
涙も出なかった。
むしろ、
いつもより清々しい気持ちだった。
それは多分、
生きることを放棄したから。
もう学校に行かなくていい
働かなくていい
頑張らなくていい
良い子でいなくていい
むしろ私には
“生きていく理由”
のほうがなかった。
最愛の人を、たった一人の
家族を亡くしたばかりなのに
「...呆気な。」
私は思った以上に落ち着いていた。
涙も出なかった。
むしろ、
いつもより清々しい気持ちだった。
それは多分、
生きることを放棄したから。
もう学校に行かなくていい
働かなくていい
頑張らなくていい
良い子でいなくていい
むしろ私には
“生きていく理由”
のほうがなかった。
