憲伸くんが再び掴みかかって、
中村くんが止めて・・
龍ちゃんが再びヒートアップして、
みんなで止めて・・・
2人と阿部先生を引き離すように・・
混沌を極めたこの場を去るように・・
顔色一つ変えない阿部先生をみんなが睨み付けながら化学室を出て行った・・。
「・・・筒井さん。今日の検温を済ましたのならシートをください。」
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・何か?」
「せっかく強豪校と試合できるチャンスを貰えたのに・・
監督がチームの雰囲気悪くしてどうするんですか・・!?」
「僕は観察から導いた事実を言ったまでです。」
「野球を知らない素人のくせに・・
ウチらの事・・何も知らないくせに勝手な事ばっかり言わないでください・・!」
「・・・・・素人は君達も同じだ。」
「・・・はぁ?」
「科学者は・・観察し、仮説を立て、
実験によって実証していく。
論理的思考は・・冷静な分析によって構築されていく。」
「何・・言ってるんですか・・。」
「【僕と君達は分かり合えない】と言っているんですよ・・マネージャーさん。」
みんなから遅れて3分後・・
私もみんなと同じ様に・・化学室を出た。



