天才か、狂人か。     ~変 態 化学教師、野球部の監督にさせられる~



「“あの子達”というのは、
“我が学園 野球部員”の事ですか?」


「あなたがノーベル生理学・医学賞を受賞するキッカケとなった、

『カンノン17』・・。」


「・・・・・・・・・・。」


「受賞後のTV局インタビューを見て、私は悪い意味での鳥肌が立ちました・・。」


「・・・・・・・・・・・・。」



「・・・あの子達を・・・
【被検体】にしていたんですか・・?」


「・・・・・・・・・・・・。」


「・・・・・・。」


「僕が化学室でボヤ騒ぎを起こした“最後の日”を覚えていますか?」


「私が次期 野球部顧問の候補を探して、
全員に断られていた時ですな・・。」


「あの時、『カンノン17』第一号の製薬に成功しました。」


「・・・・・・・・・・・・。」


「あとは、実際に人体に投与して、
どのような副作用が起こるのか・・

検証して微調整して、本格開発に乗り出す。

しかし・・人によって効果や影響は様々でしょうから、

僕一人の体だけではあまりにも検証に際して不十分でした。」


「・・・・・・・・・・・。」


「そんな時に・・理事長とあなたが当時15人の被検体を僕に与えてくださった。」


「・・・・・・・・・。」


「失礼・・・確か最初は立浪君が居なかったので、正確には14人ですね。

とにかく野球部顧問への就任を打診されてすぐ、僕は高校野球【規約】を確認しました。」


「・・・・・・・・・・。」