天才か、狂人か。     ~変 態 化学教師、野球部の監督にさせられる~



「後は任せました・・先輩方・・!」


「「「「「おぉ!!」」」」




「・・・・・・・・・・・・。」


「監督どん・・申し訳あいもはん・・。」


「病院へ直行させたいところですが、
君も見届けたいでしょう?」


「・・・・はい・・!」


「では筒井さんの応急手当を受けて、

試合終了した瞬間にグラウンドへ飛び出す余力を蓄えておいてください。」


指示を無視した福留くんを怒鳴りつけるかと思ったけど・・

そういえば・・阿部先生はそんな事では全く怒らない変態だった・・!



「お、おい・・あれ見てみろよ・・。」


・・・・ん?
みんながマウンドを見つめてる・・?


・・・・え!?


<・・・・・・・・。>
<・・。>


キャッチャー城島君が・・
ピッチャー若田部君の頭を・・

ド突いた・・?!


「怖ぇ~・・!・・岩瀬!
俺らが“優しい先輩”で良かったな!」


「ハックション!」



気落ちした所に喝が入れられて持ち直したのか・・

続く8番 山口くんはサードファールフライに抑えられた。


これで4回表終了、得点[5―5]
ここから2番手 正津くんが登板・・!



「よっしゃー!燃えろ正津~!!」
「正津くんファイト~!!」


一昨日の狙い撃ち・・
昨日の6イニング登板・・。


心身共に疲労が残ってるだろうけど・・

ウチらが引退した後にエースナンバーを引き継ぐ後輩へ、大西くんと一緒に檄を飛ばした!