天才か、狂人か。     ~変 態 化学教師、野球部の監督にさせられる~



「君達が度々、口にする[試合の流れ]という非科学的なモノが今、

青愛学園にあるので、あのキャッチャー君はそれを止めようと・・

ピッチャー君を落ち着かせようと試みているだけです。」



大西くんがあっさり挑発に乗って身を乗り出そうとしたので、みんなで止める・・!


変態の言うとおり、盗塁成功していたらノーアウト二塁にチャンスが拡大して、

浮き足立つピッチャー若田部君を一気に畳みかけられていた。


でも逆に・・盗塁失敗は流れを止めてしまうリスクもある・・。


これで1アウトランナー無し。

1ストライクから中村くんの打席が再開される・・!





「どうやら彼らには彼らの“プレッシャー”があるようですね。」


「・・・・・?」


阿部先生がニチャァ独り言を呟く・・?


「頼んでもいないのに、
周囲から“絶対王者”と囃されて・・

もし彼らが常に“完璧”と“勝利”という重圧を背負わされているとしたら・・。」


「・・・・・・・。」


「青愛学園の勝機はそこにあります。」



落ち着きを取り戻した相手ピッチャー若田部君の前に・・

惜しくも中村くん、
立浪くんが凡退に終わった。


これで1回表終了・・!

結果的に勢いは止められたけど、龍ちゃんのホームランで1点を先制した・・!



「さて・・昨日は愛工大 名錬を相手に堪えましたが、中京大 中部はどうですか?」