天才か、狂人か。     ~変 態 化学教師、野球部の監督にさせられる~



「「「「「・・・・・。」」」」」」


「・・・うぃーす。」


みんなが一応・・ベンチへ帰ってきた山口くんと手を合わせる。

山口くんも一応・・みんなと手を合わせる。


でも・・相手のエラーで出たランナーが・・本当にまさか・・こんな形で・・。


だから誰一人として・・歓喜の雄叫びを上げる選手はいなかった・・。




《ストライク!
バッターアウト!!》


ランナーが居なくなって、
再開されたプレー。

龍ちゃんを三振に打ち取って、
上原君がマウンドを降りる。


これで15回表終了。得点[2―1]


この裏を憲伸くんが“0”で締めれば、
青愛学園の勝利・・・。


「よ・・よし!最後もしっかり守ろう!」


「「「「・・・おう!!」」」」


中村くんの発声で、みんなが守備に散った。






「・・・・・・・・・・・・。」


「なんですか筒井さん?」


「・・先生・・・・。
上原君は・・どうしてボークなんか・・?」


「野球素人の僕に聞かれても分かりません。

試合が終わった後、
本人に聞いてきたらいかがですか?」


「・・・・・・・・。」