天才か、狂人か。     ~変 態 化学教師、野球部の監督にさせられる~



《ストライク!》


終盤7回になっても・・
疲れや衰えを感じさせず、

ここまでウチらを2安打 無四球 無失点に抑え込む相手エース上原君。


相手がウチの4番打者だろうが、初球は悠々とストライクを取ってくる・・!


<・・・・・・・・・・。>


「・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・。」



「さて・・・・復帰後、
即4番で起用する皆さんの期待に応えて、

そろそろ【4番打者の意地】を見せて頂きましょうか?」


変態のニチャァ独り言が背中から聞こえてきたと同時に、投げられた2球目!!



“!!!!!”


「「「「あ!!!」」」」
「いった!!いったいった!!!」


“心地良い”じゃない・・!!
“完璧”な金属音が響いた!!!



享令高校戦で放ったサヨナラタイムリーの時と同じ様に、内角低めに投げられた球。

あの時と同じ様に、
腰を回転させて振り抜いた打球。


でも・・角度と伸びがあの時とは違う!!


打った直後の立浪くんが行う、久しぶりに見る【確信バット投げ】・・!


「「「「「うぉぉぉぉ!!!
立浪―――!!!!」」」」


あっという間に・・
ライトスタンドに飛び込んだ打球!

値千金の同点ホームランが、
ここで飛び出した!!!!!