天才か、狂人か。     ~変 態 化学教師、野球部の監督にさせられる~



―――――― 


6回裏も正津くんやみんなが粘り強く守って、突入した終盤7回表・・!


依然[0―1]のまま・・・


先頭2番 荒木くんが倒れて1アウト、

3番 龍ちゃんも・・
2ストライクと追い込まれる・・!



「・・・・・・・福留。」


「・・・?」


ネクストバッターズサークルで準備していた4番 立浪くんが戻ってきた・・?


「お前のバット、借りていいか?」


「・・・勿論じゃ立浪先輩!」


「・・・・・・・・・・・・。」




《アウト!!》


「あ~・・・ちくしょう・・・!!」


良い当たりだったけど、龍ちゃんもセンターライナーに倒れて2アウト。


ランナー無しの場面で立浪くんの打席に回る。


「・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・。」


福留くんから借りたバットを持って・・

しばらく見つめた後、
左バッターボックスへと入った・・!



「きっと、“福留くんの分も”っていう、
立浪くんの“チェスト”だね!」


「粋な事をしてくれて、
あいがいてです・・立浪どん・・!」