天才か、狂人か。     ~変 態 化学教師、野球部の監督にさせられる~



「福留!よく頑張ったな!!」


「あとは俺達に任せろ!!
ぜってぇ追いついて、追い越す!!」


福留くんの応急処置をしながら、軽い脱水症状にもなっていたのでスポドリを飲ませる。


悔しそうに顔を鬼瓦にする薩摩男子に、
みんなが労いと、逆転の誓いをする!



「よっしゃー福留!!
お前の分も、俺がしっかり守るぜ!!」


大西くんがグローブを持って、
交代の準備を始めようとして・・



「・・・・大西君。
交代選手は君ではありません。」


ド派手にズッこける・・・。



「なんでだよ変態!!
センターの補欠は俺だろ!?」


「脳しんとうが及ぼす影響を甘く見ないで頂きたい。今日は代走も無しですよ大西君。」


阿部先生が視線を送ったのは・・・


「山口君。すぐに準備をお願いします。」


「うぃーす。」


指名したのは・・2年生の山口くんだった。


「「「「頼むぞ山口!!」」」


「うぃーす!」


立浪くんが野球部を離れてる間・・
ずっと[8番 ライト]として、

その不在の穴をずっと埋めてくれていた山口くん・・!


セカンド荒木くん、
2番手ピッチャー正津くんに次ぐ、

数少ない2年生“レギュラー”として、4回戦まで頑張ってくれた頼もしい後輩!


中村くんが球審に交代を告げて、
みんなが6回裏の守備に散った・・!