天才か、狂人か。     ~変 態 化学教師、野球部の監督にさせられる~



「まだまだあと6回ある!!
岩瀬、あと1イニング堪えろよー!!」


「さて・・・・大西君。」


「あ?」


「ベンチ裏の正津君と憲伸君を呼びに行ってください。僕から2人に話があります。」


「分かった!」


3回裏の守備につくみんな。

それと同時に、阿部先生が4回から登板予定の2番手 正津くんと、

エースの憲伸くんを呼びに行った。




「なんスか変態監督さん?」
「先生、準備は出来てます。」


「先輩に負けないぐらい、
“燃える闘魂”の目をしていますね。」


「はい・・!」


「君にとっては悪夢のような、昨日の南邦高校戦を蒸し返してすみませんが、

昨日1アウトも取れずに降板した分、今日は君が4回~9回を投げてください。」


「え・・!?」
「え・・?今日は俺の出番は無しスか?」


「憲伸君は【延長戦】からの登板に向けて調整してください。」


「・・・・延長戦にもつれ込むって事?」


「僕が立てた仮説は“[1-0]で逃げ切る”でしたが、

既に相手に1点取られたので、
[2―1]で勝つしかありません。」


「「・・・・。」」


「ですが、あちらのエース君から9イニングで2点は奪えません。

だから今日の勝負は、

【相手に2点目を与えずに耐えられるか】
【9回までに同点に追いつけるか】です。」


「「・・・・・・。」」