天才か、狂人か。     ~変 態 化学教師、野球部の監督にさせられる~



「変態先生。何企んでるんですか?」


龍ちゃんもこのヘンテコな指示に首を傾げる。


「・・・・・・・・・・・・・・。」


「・・なんか言えよ気持ち悪いな!!」



ニチャァ笑みを見せながら、
また扇風機の前に座った・・。




《ストライク!バッターアウト!!》


《ストライク!バッターアウト!!》



7番 井上くん、8番 岩瀬くん。

変態から“スイング禁止”を指示されたので、予想通りあっけなく三振に倒れる。


簡単に2アウトになって、
バッターボックスへ9番 久慈くん。



「・・・・中村君。」


「はい。」


「1ストライク取られたら、
攻撃タイムを取ってください。」


「え・・・あ、はい分かりました。」



「・・・・岩瀬君。」


「ハックション!」


「今回は君が久慈君の元へ伝令として行ってください。」


「え・・お、俺ですかハックション!」


「何を喋っているのか分からないように手で口を覆って、声量を落として、

次の2点を伝えてください。


【こっちを見ずにマウンドを見ながら話を聞け】、【昨日の晩ご飯なに食べた?】

あとはタイム時間30秒の間、2人でそれぞれ食べた昨日の夕食について語ってください。」


「・・・・・・・・ハックション!」